生徒さんインタビュー Tさん

Tさんは私のところに最も長く通ってくださっている方です。
今回は刺繍を始めたころの話、その後の変化などもお話いただきました。



――たしか最初にお会いしたのがサイタという外部サービス経由でしたね。
(stitch dripが始まる前、習い事のマッチングサイトに登録して活動していました。現在はサイタはサービス終了になっています)2018年スタートです。始めたきっかけとか覚えてらっしゃいますか?

きっかけはよく覚えていないのですが、刺繍をやりたいなと強烈に思った時があって。笑 そのときにお教室を探したのですが見つからず、サイタに行きつきました。
個別指導であること、自宅と近かったことなど、これなら続けられるかな、と思ってスタートして…もう三年です



――始めたての頃難しかったこととかありますか?

最初は樋口愉美子さんの図案がやりたくて、チェーンステッチから覚えました。サテンステッチがすごく難しくて、チェーンステッチ・アウトラインステッチ・バックステッチの作品ばっかり作ってましたね(注:当時はカリキュラムのないフリーレッスン形式でした)。まずできるところから…というかんじで。



サイタ時代に作った作品

――三年以上も長く続けられている秘訣はなんですか?

やっぱり月に一度というペースなのでゆっくりできるというのと、ずっと通っているピラティスのお教室の先生に刺繍でサークルを持ってみてはと勧められたことも大きいです。


――そうだ!Tさんはピラティスのお教室の仲間と刺しゅうのサークル活動をされているのですよね。Tさんが中心になって活動していますよね。

ピラティスのメンバーの中から有志が集まって、刺繍カフェのような感じでみんなで刺繍しています。



――みなさんでテーマを決めて作品を作っていらっしゃるんでしたよね。

ピラティスの先生に、一年の終わりのタイミングでプレゼントをしようというコンセプトで作っています。
あとはみんな初心者さんなので、個別で基礎のステッチを教えて少しずつ上達しています。





今年のテーマは「栞」だそう



――みんなで同じテーマでそれぞれ作るというのは素敵ですよね。

プレゼントする日を決めて持ち寄るのですが、その日にみんなの作品を初めて見るんですね。みなさんとってもお上手で、それを見て、もっと上手になりたいなぁとか、こういう感じのつくってみたいなとか、次の作品を作るきっかけになって、ずっと続いています。


――Tさんは日本手芸普及協会のコースも進めています。

サークル内でみんなに教えるにあたって、自分がまず上手じゃないと…という気持ちから協会のコースを始めました。ステッチ100が高等科まで終わり、今区限刺しゅうの高等科を学習しています。
協会のコースは大変でしたが、今まで何となくやっていたようなことや苦手だからと避けていたこと、仕立てもやるようになり、上達した気がします。




 

――Tさんがスタートしたころとはこの教室のスタイルも変わり、現在協会のコースと並行してオリジナルコースのベーシックコースも進めていただいています。改めてベーシックコースをやってみていかがですか?

自分で課題を選んでいたころは中途半端になりがちだったのですが、仕立てまでしっかり仕上げていくので、その楽しさを感じています。


――ベーシックコースでTさんの基礎のステッチを改めて拝見して、すっごく上達しているなと思って…感動しました。

 

――最後に、これから刺しゅうを始める方にひとこと!

全くできなかった自分でも、いろいろできるようになってきたし、世界が広がったし…刺している最中も無心になれて楽しいです。ちょっとしたきっかけで始めることができると思うので、ぜひスタートしてほしいなと思います。



Tさん、ありがとうございました!
本当にこの三年でどんどん世界を広げていらっしゃるなと、頼もしく思っています。
これからも楽しく刺繍を続けてくださいね!

2021.12.19